腎臓病
腎臓とは・・・。
腎臓は背中側の背骨の両側の腰のあたりに1個ずつあり、ソラマメのような形状の臓器です。
腎臓の働きは血液中の老廃物を排泄し、体内の水分とその内容(ナトリウムやカリウム・リンなど)のバランスを
取ったり、血液の酸とアルカリの調整、造血ホルモンの分泌、血圧の調整、カルシウム代謝に関わるビタミンDの活性化
などで、体内をいつも良い状態に保つようにしています。
痛風によって高尿酸血症になると尿酸濃度が高くなり、尿酸をろ過する腎臓内に悪影響を及ぼし、腎機能の低下を招きます。
尿酸のコントロールが上手くいかないと、この状態が続き腎機能がますます低下します。
この状態を腎痛風と呼びます。
腎機能が低下すると、尿による尿酸の体外への排泄も上手くいかず、悪循環が起こります。
最悪の場合、腎不全となり人工透析が必要となります。
ゆっくりと進行する腎臓病では自覚症状が出にくく、尿や血液の検査で異常が発見されることがほとんどです。