尿酸プール
人間の身体は一定値尿酸をプールしておくような構造になっているそうです。
だいたい1200mgプールされているとの事です。そんなに・・・。
一日で体内で生成される尿酸は約700㎎。同じ量を体外に排泄できれば健康体で尿酸値が7.0㎎以下なのでしょうが
排泄される量が少ない場合や、排泄されるより多く生成される人は尿酸が血液中に溢れ出てしまいます。
通常、尿酸プールが1500㎎を超えると血液中の尿酸値は標準値を超えると言われているそうです。
尿酸値7.0㎎以上の人は高尿酸血症と診断されます。
体内で生成される尿酸のうち、食事などで摂取されるものと体内で新陳代謝により生成されるものと2通りあります。
食事などの摂取によるものと体内で生成されるものでは1:6の比率と言われております。
食事療法が注目されておりますが、実は食事によって摂取されるプリン体から生成される尿酸はそんなに多くないです。
(だからと言って食事療法を中止してはいけませんが。食事療法も大切な治療の一環です。)
プールされた尿酸は1つは尿として腎臓から排出されます。これが約80%位です。あとの20%は汗・便として排出されます。
尿酸はもともと水や体液に溶けにくい性質のもので、尿と一緒にはなかなか排出しづらいようです。
また、尿酸はその性質からして結石になりやすく、尿路結石を防ぐためにも、人間の体自身がそのような構造になっている
ようなのです。(良く出来てる!!) >>>尿路結石ページへ
しかし、そのような尿酸も全く役にたたないものかと言われれば、そうでも無い事が最近の研究の結果で解ってきている
そうです。尿酸は老化やがんなどの原因となる活性酵素を処理するのではないかという研究が進められています。