痛風とは・・・主に足に症状が出ます。男性が90%以上です。
痛風は食べ物に含まれるプリン体を分解する際に出る尿酸が引き起こす病気だと広く認知されております。
しかし、プリン体は食べ物から体内に入ってくるもの以外に、私たちの体が自ら新陳代謝することによっても多く作られます。
(どちらかというと体内で生成されるほうが多いです。)
私たちの体は60兆もの細胞から構成されていると言われております。毎日この細胞が新陳代謝して古い細胞が新しい細胞へと生まれ変わっております。その際に核酸という細胞を構成する物質が分解されてプリン体へと変化します。
さらに私たちの体にはATPというエネルギー源になる物質があります。このATPは活動に利用されると一旦分解され再び元のATPに戻るのですが、急激にしかも大量に利用されると分解されたATPは元に戻らず、さらに分解されプリン体となります。
激しい運動の後に尿酸値が上昇するのは筋肉の代謝が活発になる事に加え、このATPの代謝も関係しております。
でも、尿酸が足の親指の関節に刺さるの?とかなんで足の親指なの?とか。じゃあ刺さったその尿酸結晶を手術して取り除けば治るの?とか色々疑問に思うのです。皆も同じ疑問を持ってるんじゃ無いかって思ったのです。それでこのサイトを立ち上げたと言う訳です。
〇なぜ足の親指に刺さるのか?
これは血液中に有る尿酸結晶が蓄積して下に落ちていくそうです。比重が高いからだそうですが、だったら重力のない宇宙だったら別の処が痛くなるのかな?それと温度の低いところに結晶は溜まるらしいのです。それで血液循環のあまり良くない足なのか。刺さるという表現は余り好ましくないですね。痛みはその結晶を白血球が異物と認識して攻撃するために発症するらしいのです。だから蓄積はするけど刺さっている訳では無いようですね。
〇手術して刺さった結晶を取り除けるの?
これは刺さった結晶が有るという当初の小生の考えの元におきた疑問なので、今はダメだとわかります。
〇飲酒はなぜ痛風に良くないのか?
尿酸は通常、尿を排出することによって体内から出ます。しかし、アルコールを摂取すると肝臓がアルコールを分解しようとして水分が失われるそうです。そうする事により体内で脱水症状が起こり、血中の尿酸値が以上に高まり痛風発作を起こしやすくするそうです。そういえばビールは非常に危険と言われますが、そんなにプリン体の含有は高くないですね。
やはり生活習慣病なので、習慣を変えないとこの病気と上手く付き合ていくのは難しいようです。
もし、痛風発作が出てしまったら!?
○患部をよく冷やし、安静にしてましょう。患部へのマッサージは厳禁です。容態を悪化させます!!
○痛み止めの薬だけ飲みましょう。(薬の服用は医師の指示通りに!!)尿酸を抑える薬は発作時に服用すると容態を悪化させる恐れがあります。あくまでも医師の指導の下服用しましょう。
痛風患者が日々の暮らしで気をつける事は?
○水を意識的に多く飲み、尿と共に尿酸を排出しましょう。水が体内で不足すると血中の尿酸値が体内で急上昇します。これは発作を引き起こし易くします。出来るだけ水分を多く取りましょう。
○ストレスの無い暮らしを心がける。ストレスも痛風の大きな要因と考えられております。ストレスを溜めないように。
○適度な運動を。軽めの有酸素運動が一番のオススメ。激しい運動は逆に体内の尿酸値を上昇させます。